NI伊藤憲武
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ノート / テーマ別

AI・データ法務

生成AIを使ったサービスを始めるとき、確認すべきことはAIに関する法律やガイドラインだけではありません。 外部のAI事業者との契約、入力するデータ、学習への利用、個人情報、著作権、ハルシネーション、 広告表示、そして業種ごとの個別業法まで、横断して見る必要があります。

逆にいえば、論点を整理しないまま「AI規制への対応」として進めようとすると、 どこまでやれば足りるのかが決まりません。このページでは、AI・データを扱うサービスについて、 制度・契約・責任・個人情報の4つの視点から解説を整理しています。

このページで分かること

  • 生成AIサービスを始めるときに、法律・ガイドライン・契約のどこから確認すればよいか
  • AI事業者ガイドラインと生成AIプリンシプル・コードは、何がどう違うのか
  • AIが誤った出力をして損害が出たとき、開発者・提供者・利用者の誰が責任を負うのか
  • 2026年改正個人情報保護法で何が変わり、施行までに何を見直しておくべきか

First

まず読む

2026.09.17 生成AI

生成AIサービスを立ち上げる際の法務チェックリスト

AIサービスの企画が動き出したら、最初に全体を見渡すための11項目。個別の論点は、この下のセクションで扱っています。

Governance

AIサービスの設計・ガバナンス

AIを使うこと自体を直接禁じる法律があるわけではなく、企業が実際に参照するのは、政府が示した枠組みと、そこから導かれる社内ルールです。問題は、文書が複数あって役割が重なって見えることと、「自社がどの立場(開発者・提供者・利用者)に当たるのか」が曖昧なまま対応を始めてしまうことです。まず立場を決め、その立場で求められる水準を確認するのが出発点になります。

2026.11.01 生成AI

生成AIプリンシプル・コードとは?対象企業・3つの原則・実務対応

生成AIの知財・透明性に絞った枠組み。対象になるのは誰か、何を開示するのか。

2026.10.28 AI事業者ガイドライン

AI事業者ガイドラインと生成AIプリンシプル・コードは何が違う?

二つの政府文書の守備範囲を比べ、どちらをどう使うかを整理する。

Contract

AI契約・責任

AIサービスの実態は、外部のAI事業者から調達したモデルの上に自社のサービスを乗せた多層構造です。そのため、自社が顧客に約束できることは、上流のベンダー契約で確保できている範囲を超えられません。入力データの扱い、学習への利用、出力物の権利、ハルシネーションが起きたときの責任は、契約と、実際に誰がリスクを管理できたかの両面から決まります。

2026.10.21 AI契約

生成AI・AI APIの契約で確認すべき10項目

入力データ、学習利用、知財、セキュリティ、モデル変更、責任制限までの10項目。

2026.10.24 生成AI

生成AIで損害が出たら誰が責任を負う?AI利活用の民事責任

経済産業省の手引きをもとに、開発者・提供者・利用者の民事責任の分かれ方を読む。

Privacy

個人情報・データ

AIの議論はモデルや出力に集まりがちですが、実務で先に問題になるのは、そこに入れるデータの方です。2026年の改正個人情報保護法は、AI開発に使える例外を整える一方で、課徴金や顔特徴データの規律など、違反時の重さも引き上げています。施行前にデータフローを把握しておけるかどうかで、対応の負担が変わります。

2026.11.01 個人情報保護法

2026年改正個人情報保護法とは?企業が押さえるべき変更点と実務対応

統計作成の例外、16歳未満、顔特徴データ、委託、漏えい通知まで、改正の全体像。

2026.11.01 個人情報保護法

個人情報保護法の課徴金制度とは?2026年改正で企業リスクはどう変わるか

課徴金の対象となる行為、1,000人基準、相当の注意。漏えい即課徴金ではない。

2026.09.17 個人情報保護法

海外SaaSを使うときの個人データの越境移転

海外のSaaSやAPIを使うときの28条。委託でも検討は省略できない。

Listen

一次資料を聴く

官公庁の資料そのものを、対話形式で読み解く音声コーナー 「10分で聴くリーガルアップデート」です。全文テキストも同じページにあります。

関連する官庁ガイドラインの索引:AI・データ利活用、個人情報・データ保護、知的財産

Summary

まず何から確認するか

順番としては、①自社がAIのバリューチェーンのどこにいるか(開発・提供・利用)を決め、 ②上流ベンダーとの契約で何を確保できているかを確認し、 ③入力するデータに個人情報・第三者の権利が含まれていないかを見て、 ④出力をそのまま使うのか人が確認するのかを決める、という流れになります。

この順番で見ると、「ガイドラインに対応する」という抽象的な作業ではなく、 契約書のどの条項を直し、社内のどの運用を変えるかという具体的な作業になります。

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